さとのつぶやき

ゆるーく書いていくよ。

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ読みました

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

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うぬぅ!
思わず唸る。
表紙の綺麗なおねいさんに惹かれて買ったのだけど、
永田カビさんの人生を描いたエッセイね。

最後の

「親不孝が怖くて自分の人生が生きられるか!」

に深く頷く。

私達は、

「親孝行なさい」
「親や先生の言う通りにしなさい」
「あなたはだめな子」

ということをたんまり聞かされて育つけれど、

「自分の人生を生きなさい」
「自分を大切にしなさい」
「人生は短いわ、楽しみなさい。悔いのないようにやりきりなさい」

といったことは一言も言われないで育つ。

おかげで

親の望むいい子にならなければ生きている価値はない、生きる権利はない、と思い込む。

永田さんが「親の機嫌を取りたい私」と言ったものを、
私は「私を殺す理性」と呼んだ。

それは私の言葉や望みでなく、
他人の言葉や望みだと気付いた。

「お前なんかちっとも大切じゃない。
いうことを聞くいい子になれないならお前なんかいらない。
死んでしまえ」

それは私の声なんかでは間違ってもない。

私はいつだってそれに反抗し、
生きたいと泣き叫んでいた。

その声が誰かに届くことはなかったけれど。

長い時をかけて、私には、私の声がようやく届いた。

それでも、
「私は必要ないんだ」
という思いに負けそうになるけれど。

永田さんが完全に自分の人生を自分の手に取り戻したのかはわからないけれど、
私も今までの「呪い」のような思考回路に負けないで、
自分の人生を自分の手に取り戻したいと思う。